離婚前の別居を考える｜離婚までの道のり４話

【登場人物】

夫 鈴木 四朗（会社員）
妻 鈴木 久子（会社員）

久子は四朗に伝える離婚の条件について考えた結果、
預金の財産分与と不倫の慰謝料請求についてまとめることができました。

久子は離婚の条件がまとまったことでホッとした瞬間、
四朗の不倫が脳裏に浮かんで裏切ったという怒りが再び出てきました。

信頼していた相手の裏切りを簡単に忘れることはできません。

久子「なんで不倫なんかしたんだろう。」
久子「顔も見たくないし離婚まで一緒に暮らしたくない。」

久子はこのような怒りの感情が湧いてきた結果、
頭の中で離れて暮らしたい（離婚前の別居）と考えるようになりました。

早速、久子は離婚前の別居に関する情報を集め始めました。

離婚前に別居する場合、冷却期間として使えるので、
離婚の話し合いがスムーズに進みやすいというメリットがあります。
注）離婚原因が不倫の場合、感情的な話し合いになりやすいです。

ただ別居した場合、話し合いの日程調整が必要となり、
離婚成立までの時間が同居に比べて長引くというデメリットもあります。

補足として最近はメールやラインで話し合いもできるので、
日程調整というデメリットを解消しているご夫婦もいらっしゃいます。
注）メールなどは返信が遅れたり無視される可能性もあります。

久子「メールでの話し合いは嫌だな。」
久子「とりあえず我慢して離婚までは同居しよう。」

久子は離婚することになった理由は四朗の不倫なので、
相手に非があることから話し合いは長引かないと考えていました。

こういう訳で久子は別居を諦めて離婚成立まで同居することにしました。

一般論として離婚原因が不倫など配偶者に非がある場合、、
「不倫した自分が全て悪い」と考えて離婚条件を受け入れる傾向にあります。

久子は別居しないと決めた後、両親へ報告をすることにしました。（第４話終了）

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